稚内信金、「協働力」育むプレゼン大会 10チーム・49人が立候補

2022.10.31 11:07
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酪農家に扮し、地場名産の牛乳やバターを紹介(10月28日、稚内信金本店)

職員同士が互いをよく知り、チームワークに磨きをかけようと、稚内信用金庫(北海道、増田雅俊理事長)は「庫内協働プレゼンテーション・コンテスト」を展開している。職員がチームを組み、取引先企業や仕事のやりがい、地場の名産品、同僚の魅力などをアピール。10月28日には本店で、立候補した10チームの計49人が登壇・オンライン参加した「プレゼン大会」を開催。2023年にかけて、映像作品部門でも実施予定だ。


大会でのプレゼン・テーマは、名産の真鱈の干物「たらちゅう」の製造方法と食べ方、自金庫野球部の選手紹介、離島「利尻島・礼文島」勤務や観光の魅力、かるた競技形式での同僚紹介、管楽器と書道の実演パフォーマンスーーなど。1チーム5人ほどで、近隣店舗、年齢・世代、担当業務など、各班の構成は所属部店を越えて様々だ。


稚内信金は日本最北の信金で、営業地区は日本海・オホーツク海に面し、樺太も遠望。本支店(全24カ店)がある市町村だけで、総面積合計は約8000平方キロメートル。47都道府県別の面積ランキングでも13位ほどに相当する広さ。利尻富士支店や礼文支店などの離島店もある。平時から遠隔拠点や世代間で幅広く交流するのは容易でない上、新型コロナウイルス禍による対面抑制も加わり「一体感を感じる機会は少なくなっていた」(大池一治常務理事・大会実行委員長)。


大会でのプレゼンは各5分。来場した役員や部店長らの投票で最優秀となったのは、稚内市や札幌市、浜頓別町内店の男性4人によるチーム「ミルクボーイズ」。牛乳やバターなどの地場名産をグラフやデータも交え紹介。乳脂肪分比率や高品質の牧草、味わいの季節変化、乳業メーカーごとの工場立地も解説。つなぎの作業着に長靴姿で酪農家に扮し「お土産にも最適」とアピールした。



お笑い芸人風に「なんでだろう~?」と、日常勤務での悲哀を訴える(10月28日、稚内信金本店)

次点は、女性役席らのチーム「ペラペラ部」。お笑い芸人風の赤・青のジャージ姿で、歌とダンスにより勤務雑感を詠嘆。「ボーナス支給の日が嫌い~♪」とのパートで職場復帰した際の実感、「テキスト開くと目がかすむ~♪」などの自虐ネタも交え、爆笑を巻き起こした。


審査委員長の増田理事長は「部店単位に限らず、一緒に取り組むのことこそチームワーク、と実感してもらえたのではないか」と話していた。

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