日本生命、入院給付金の上限引き下げ 不正請求排除へ
2022.08.05 20:55
日本生命保険は9月26日から、医療保険「NEWin1」および収入サポート保険「収NEW1」の引受保険金額を引き下げる。新型コロナウイルス感染者数の急拡大にともない給付金の請求件数が急増。一部契約に不正請求が疑われる事案も発生していることから、対応措置を取る。
「NEWin1」は日帰り入院から一時金で受け取れる最高額を40万円から30万円に減額。「収NEW1」では、14日間以上の入院で受け取れる収入サポート給付金を月額20万円から同10万円へそれぞれ半減させる。
すでに8月4日から、営業職員との接触もないまま商品名を指定し高額の契約を求めるなど、不自然な加入と認められる事案について一律の取り扱いとはしないとする方針で臨んでいる。
同社では、第7波の感染拡大を受けて給付金の支払い請求が急増。平時約150人で行っている支払い体制は、他部署へ異動した人材などを呼び寄せ300人へ倍増させた。22年度通期の支払額は相当程度に膨らむ見通し。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 一部地域銀、レビキャリ活用に悩む 金融庁から強い働きかけ
- 片山さつき財務・金融担当相 積極財政で力強い経済成長
- 信金、メール運用の見直し検討 犯罪対策や内部監査強化
- 大手信金、内々定者交流で辞退減 「転勤なし」ニーズ合致
- 城南信金と京都中央信金、生成AIの共同研究会 キックオフイベント開催
- みずほFG、内定辞退率10ポイント改善 役員が交流、〝距離〟縮める
- SBI新生銀、地銀向けにデジタル資産テーマのセミナー 87行217人が参加
- 経産省、人的資本経営の成果を共有 しずおかFGやCCIGが発表
- 信金、人材紹介支援広がる 「スキマバイト」活用
- 日銀、政策金利を据え置き 賃上げ基調の持続性「もう少し確認」