「ゾンビ企業」16.5万社 全企業の1割強に 帝国データ調べ

2022.07.27 18:55
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コロナ禍以降、利払い負担を事業利益で賄えない「ゾンビ企業」が増えている。帝国データバンクが7月27日発表したレポートによると2020年度のゾンビ企業数は前年度から1.9万社増えて約16.5万社となった。日本企業約147万社の1割強が該当する。


ゾンビ企業の約8割はコロナ関連融資を「借りた・借りている」とし、うち15.5%は返済を不安視している。コロナ禍による金融支援によって「ゾンビ企業」が延命している可能性がある。


業種別では建設と製造が半数を占め、従業員20人以下の企業が全体の約7割となった。


同社の上西伴浩情報統括部長は、「都会・地方に関係なくゾンビ企業は広がっている。金融機関の現場が経営者とどれだけ腹を割って話せるかが、企業支援のカギだ」と語る。

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