スタートアップW杯日本予選、「空飛ぶクルマ」のSkyDriveが世界大会へ

2022.07.22 10:16
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SkyDriveの福澤代表取締役CEOは「みなさんは空飛ぶクルマに乗ってみたいと思いませんか。その夢を私達が実現します」と訴えた(7月21日、グランハイアット東京)

米ベンチャーキャピタル「ペガサス・テック・ベンチャーズ」(米国カリフォルニア州シリコンバレー)は7月21日、世界最大規模のビジネスプランコンテスト「スタートアップワールドカップ」の日本予選を開催した。応募企業200社以上のなかから、選出された10社がプレゼン。「空飛ぶクルマ」を開発するSkyDrive(愛知県豊田市)が、9月28~30日に開催される世界大会の日本代表企業に選ばれた。


世界大会に出場するSkyDriveの福澤知浩代表取締役CEOは「まずはシリコンバレーでの優勝を本気で目指していきます」と意気込みを語った。同コンテストはオンラインでライブ配信を行ったほか、会場には約1000人が来場。ゲストスピーカーとして登壇した東京都の小池百合子知事は、新型コロナウイルスの流行や気候変動など「これらの困難をいかにして乗り越えるか。ここがまさにスタートアップのチャンスにつながっていくのではないでしょうか」と期待する。


海外からはNetflix共同創業者 マーク・ランドルフ氏やノーベル平和賞受賞・グラミン銀行創業者 ムハマド・ユヌス氏がコメントを寄せた。有識者によるパネルディスカッションも開催。金融界からは大和証券グループ本社の田代桂子副社長、マネックスグループの松本大社長が参加した。



観客約1000人を前に行われたピッチコンテストの様子

4回目となるスタートアップワールドカップは、世界70以上の国・地域で予選が行われ、米国での決勝大会優勝者には投資賞金約1億円が授与。大会創設者のペガサス・テック・ベンチャーズのアニス・ウッザマン代表パートナー兼CEOは「世界をつなぐプラットフォームを作りたかった」と話す。2017年の第1回大会では、保育施設向け総合ICTサービスを提供するユニファ(東京都千代田区)が優勝した。


 
▼日本予選の出場企業は以下の通り(順不同)


ispace(東京都中央区)、SkyDrive(愛知県豊田市)、Terra Motors(東京都港区)、HOMMA Group(米国カリフォルニア州シリコンバレー)、ZENKIGEN(東京都千代田区)、ラトナ(東京都渋谷区)、UPBOND(東京都渋谷区)、WizWe(東京都千代田区)、ビードットメディカル(東京都江戸川区)、ジョリーグッド(東京都中央区)

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