野村証券、個人向け公募ST債を引受 最低投資5万円へ小口化
2022.06.01 04:31
野村証券は5月31日、事業会社で国内初となる個人向け公募引受型デジタル(ST)債を引き受けると発表した。デジタル債は通常100万円程度の最低投資額となるところ、今回は5万円へ小口化。BOOSTRY社が提供するプラットフォームを活用し、LINE証券を通じて販売する。
同ST債はスパークス・グループが6月23日に発行する予定。調達金額は10億円、年限は1年で利率は年2.50%。野村証券はスキームの構築などフィナンシャルアドバイザリーを務める。
デジタル債の愛称は「スパークス華咲く未来ST債」。資金使途はスパークスが運用するESG(環境・社会・ガバナンス)関連ファンドなどへ投資するほか、子会社への投融資に充てる。
LINE証券の主要顧客層である若年層を中心に、比較的低リスクの社債を通じて投資へ興味をもってもらう狙いもある。同デジタル債に加えて、LINE証券が取り扱うスパークスの対象投資信託を期間中(5カ月)に5万円以上購入した顧客の中から、抽選で現金やプレゼントが当たるキャンペーンを実施する予定。
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