JPX清田CEO、相場操縦「証券市場の信頼性揺るがす」

2022.03.31 19:34
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会見する清田グループCEO

日本取引所グループ(JPX)の清田瞭グループCEOは3月31日の会見で、SMBC日興証券の相場操縦事件について、事実であれば「大きな問題で証券市場の信頼性、公平性を揺るがす問題だとして憂慮している」と述べた。


清田グループCEOは「相場操縦はマーケット価格発見機能そのものを歪める」とし、「その影響は市場の価格をベースに資産運用している方、投資判断をしている方、全体に影響が及ぶ」との認識を示した。東京証券取引所として、取引参加者(証券会社)への処分は、日本取引所自主規制法人が判断し、東証が処分を行う。


JPXは同日、新たに2022~24年度の中期経営計画を公表し、グローバルな総合金融・情報プラットフォームを目指す。具体的には24年度のETF等の一日平均売買代金・純資産30%増や3年間でクロスボーダー企業の上場20件などの目標を掲げる。また24年度末までにデジタル証券市場の創設も進める。

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