十六銀、学生デザインの新商品 産学連携で雑貨メーカー支援
2022.02.19 04:39十六銀行は、新商品のデザインを検討する取引先支援に名古屋造形大学との産学連携が効果を発揮している。2月18日、支援先の雑貨メーカーや同大と共同で、学生のアイデアを生かした新商品を披露した。
支援先は、雑貨の企画や販売を手掛けるデコレコーポレーション(名古屋市)。季節を問わず実生活で使え、デザイン性の高い製品開発を目指していた。
同社の田中邦幸社長から課題を聞いた同行大曽根支店の服部正道支店長は、名古屋造形大との連携を提案。マッチングが成立し、2021年3月から両者による商品作りが始まった。
披露した作品は田中社長が学生15人のデザイン案から採用した、「波紋の蚊遣り」と「和食器TRI(トライ)シリーズ」の2品。波紋の蚊遣りは、22年度から展開する新ブランドのラインアップに組み入れられる。
同行は企業のデザイン研究ニーズに対応するため、16年2月に同大と産学連携協定を締結。これまで2社をマッチング、学生がデザインした商品を世に送り出してきた。
愛知営業本部長の杉野裕晃常務執行役員は「本業支援の選択肢として、産学連携を生かす発想が重要だ」と語った。
関連記事
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 住信SBIネット銀、短プラレート引き上げ 16年ぶりに改定し5月から年1.775%
- 銀行・信金、6割が来春初任給引き上げ 「大卒26万円」目安に
- 金融庁、「ウェブ3」へ規制見直し 与党から難度高い要請
- 信金中金、データ活用力強化へ 組織や研修体制整備
- 米子信金、新人離職が3年間ゼロ メンター制で絆強まる
- 内閣府、中小のDX支援の補助事業 59先採択、6月に2次公募も
- 信金、担当地区の錯綜解消急ぐ 渉外係訪問を効率化
- みずほG、顧客情報のAI分析に着手 営業提案に活用 地域銀へ外販も
- 大手行、日銀当預が初の200兆円超え マイナス金利解除で積み増し
- 紀陽銀、14市町の口座振替登録をウェブ化 手数料有料に