豊橋商工信組、農業活性化へドローン活用で提携 専用融資も
2022.02.17 19:08豊橋商工信用組合(愛知県、中村勝彦理事長)は2月17日、農業でのドローン(小型無人機)活用に向け、ドローンスクールを運営するユタカコーポレーション(豊橋市)と農薬散布用ドローンなどを販売するエアロテック(名古屋市)と提携した。
同信組は、ドローンの機体購入や操縦講習の費用を融資する専用商品を用意。これまでも農業従事者向けの融資商品を取り扱うなど、東三河地域の活性化に力を入れている。
今回は、中村理事長が農業関係者との情報交換により、農薬散布でのドローン活用がコストや時間の削減に加え、健康被害低減にもメリットが大きいと判断。ドローン活用が進んでいる地域でもあることから、2社に声をかけて連携が実現した。
同日の会見で中村理事長は、「豊橋市や田原市は全国有数の農業地帯。農業従事者の支援に向き合う」と語った。
2月21日に取り扱いを開始する「Doローン(ドローン)」は、購入や講習などの費用を300万円まで融資する。機体と受講の費用をセットにした商品は「全国的に珍しい」という。金利は3.95%、7.5%、12.5%の3段階。提携先の商品、サービスを利用する際は金利を0.4%優遇する。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中企庁、再構築補助金を再開 「借り換え」で加点も
- 金融機関、「口座管理法」対応急ぐ デジ庁説明遅く時間足りず
- 宮城第一信金、宇宙関連企業に単独融資 新興企業支援を本格化
- 柏崎信金、障がい者向けコンサートに50人 つのだ☆ひろさん招く
- ことら送金、提供金融機関400先が視野 資金移動1社も準備段階
- 中小機構、新理事長に大阪ガス副社長の宮川氏 公募での新任
- 銀行界、120行が共同機構利用 マネロン対策底上げへ
- 金融界、利上げ交渉本番へ 研修やQ&A作成し準備 やりがい復活に期待
- りそなHD、九州地区地銀と連携強化 輸出保証で鹿児島銀とマッチング契約
- 中企庁、グループ化加速へ投資 ファンドに地域金融も