セブン銀、小学生1万人に金融教育 反響に応えて前年の5倍に
2024.08.08 15:09セブン銀行は、全国の小学生に向けた金融教育プログラムを9月1日から提供する。「SENSEI よのなか学」を運営しているARROWS(東京都)と協業し、授業スライドや教材動画、ワークシートなどを希望する小学校教員に無料で届ける。授業対象者は、前回の2023年度は2000人だったが、教員からの反響に応えて、5倍の1万人に広げることにした。
学習指導要綱の改訂を機に同行は23年度に小学生向け金融教育プログラムの提供を開始。プログラムのテーマは金融と小売りに強みを持つ同行ならではの「お金の大切さや買い物の仕組みを学ぶ」。前年度の受講後アンケートでは、小学生から「計画性の大切さを知った」「スマホ支払いの仕組みが分かった」といった声が寄せられた。
また、授業後の教員からは「キャッシュレスなどは教科書が対応できていない」「自分が学んでこなかった分野なので教えるうえで教材が役に立った」などのコメントが多かった。授業の満足度に加えて、教材に対する評価も高かったことから、想定する授業対象者の規模を一気に5倍に増やした。