小説 ザ・フロント・バンカーズ(25)

2024.07.08 04:40
小説 ザ・フロント・バンカーズ
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク
江波戸哲夫/和田早苗(画)
衝立に遮られて死角になっていた部分が杉谷の視野に入った。衝立に囲われた小部屋への半間ほどの入口がある。濃紺の暖簾(のれん)がかかっていた。
 小部屋の前に立ったまま杉谷は、少し暗がりとなっている暖簾の奥に視線を投げた。
 「入ってらっしゃいよ」
 目が慣れるにつれ6畳間ほどの小部屋の内部が少しずつ意味の...

この記事をご覧いただくには会員登録が必要です。
無料会員に登録いただけますと1ヵ⽉間無料で有料会員向け記事がご覧いただけます。
ぜひ、お試しください。

有料会員の申し込み 無料会員でのご登録
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

関連キーワード

小説 ザ・フロント・バンカーズ

おすすめ

アクセスランキング(過去1週間)