小説 ザ・フロント・バンカーズ(22)

2024.06.17 04:35
小説 ザ・フロント・バンカーズ
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江波戸哲夫/和田早苗(画)
大和田家の「数寄屋門」の片袖に「くぐり門」があり、左右には目の細かい格子塀が広がっている。
 格子にはめ込まれたインターフォンの釦(ボタン)に杉谷が手を伸ばしたとき手の先から声が響いた。
 ――そこ、開いてるよ、入ってきてよ。
 多門の野太い声だった。
 くぐり門を押し開けて中に身を入れると、格子塀が...

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