三井住友カード、アトムカードで213万円寄付 児童養護施設の卒業生へ
2024.06.11 18:44![目録の受け渡しを行う三井住友カードの富永グループ長(左)と大場・同協会副会長(6月11日、全養協)](https://img.nikkinonline.com/wp/wp-content/uploads/2024/06/tominaga-scaled.webp)
三井住友カードは6月11日、全国児童養護施設協議会に213万円を寄付した。社会貢献型クレジットカード「アトムカード」による社会貢献活動の一環で、児童養護施設を〝卒業〟した子どもたちの学業を支える。これまでの寄付額は累計5392万円となった。
アトムカードは、2004年から旧セディナ(現三井住友カード)と手塚プロダクションによる共同事業で、カード利用額の0.3%を寄付する。児童養護施設を退所し、高校卒業後に進学・進級する児童らが対象で、23年は165人に各1万円を助成した。
同日開催した贈呈式で、三井住友カードの富永信也法人営業部グループ長は「普通の生活を送れない人がいる。そういった人たちの一助になれば」と語った。助成金は児童養護施設を通じて対象者に渡される仕組みになっており、施設と退所後の児童らをつなぎ合わせる機会を生む。同協会の大場信一副会長は「多くの人から関心を持たれ、支えられていることを子どもたちが実感している」と感謝を伝えた。
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