日銀静岡支店、県内金融経済動向 経済判断を引き下げ
2024.04.18 18:54日本銀行静岡支店は4月18日、「最近の静岡県金融経済の動向」を発表した。県内経済は「一部に弱めの動きもみられるが、緩やかに回復している」と4カ月ぶりに変更した。判断の引き下げは25カ月ぶり。
動向別では、「生産」を11カ月ぶりに引き下げ、「一時的な下押し圧力を受けて、持ち直しの動きが足踏みしている」とした。項目別では「自動車・部品(11カ月ぶり)」、「はん用・生産用・業務用機械(7カ月ぶり)」を引き下げた。水野裕央支店長は「海外需要の減少は一時的なものと考えているが、ダイハツ工業の認証不正問題など先行きが見通せない」と現状を話した。
県内金融機関の貸出約定平均金利(ストックベース=24年2月)は下落が続く。地方銀行・第二地方銀行では24年1月時点よりも0.001ポイント低い1.253%、信金は同期間で0.004ポイント低い1.246%になった。
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