福島信金、ATM使った詐欺を防止 カメラで携帯使用検知
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福島信用金庫(福島県、樋口郁雄理事長)は、日立製ATMに携帯電話の使用検知による振り込め詐欺防止機能を追加する。東北地区信金初となる試み。5月に新たに導入するATM5台で取り組みを開始し、その後はプログラムの設定変更で順次拡大していく。ATMの対象機種はAke‐Sx。プログラムは日立チャネルソリューションズが提供する。
利用者がATMによる振り込みで振込先を入力する「都度入力」を選択した場合、利用者を内蔵カメラで撮影し画像を解析。携帯を使用するしぐさが見られた時は、「携帯電話の注意喚起」画面を表示する。そのまま取引が継続されて、「振込内容確認」画面にて「確認」ボタンが押下された場合、時間帯に応じて職員が対応したり、取引を中止したりする。
八島誠理事事務部長は、「このシステムによって被害に遭われるお客さまが1人でも減ってほしい」と期待している。
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