金融庁、掲示板サイトで知見共有 地域金融人脈つなぐ

2021.10.19 04:34
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金融庁は、地域金融機関による事業者支援ノウハウの共有を加速させる。登録制ウェブサイトの参加者向けにオンラインの交流会や勉強会を開き、1対1で連絡を取り合える環境の整備も検討する。対面・集合形式で話し合える場も地域別に設け、行職員同士が組織の垣根を超えて本音を言える関係の構築を後押しする。


4月に本格稼働した掲示板形式のサイトには、9月までに179機関の423人が登録。さらに72機関が閲覧機能だけを利用している。掲示板は、まち・ひと・しごと創生本部事務局が設置するウェブサイト「地方創生カレッジ」の内部に作った。利用できるのは、地域銀行、信用金庫、信用組合、信用保証協会の行職員。参加機関・人数は、段階的に増やしている。同庁地域金融企画室は、「顔の見える関係が生まれるプラットフォームに育てていく」考えだ。


これまでに100件以上のスレッドが立てられ、書き込みは約300件まで増えた。「劣後ローンの取り扱い」「若手のやる気を引き出す方法」など、話題の幅も広い。


同庁は月に1回程度、参加者同士がオンラインで会える機会を設けており、直近では10月18日に意見交換会を開催。少人数で議論する時間も用意した。11月15日の勉強会には東北地区地域銀行の行員を講師に招き、支援の実例から営業のヒントを見つけてもらう。


参加者同士が個別に対話できる仕組みの構築も検討する。SNSのようにメッセージをやり取りできる機能の実装や、Eメールアドレスを交換できる環境の整備を想定。取引先支援に関する踏み込んだ相談など、公開された場所には書き込みにくい内容を伝えられるようにする。


非対面での情報共有を軸としつつ、顔を合わせて関係を深める場も提供。各地の金融機関や信保協が開くシンポジウムなどと連動させる形でサイトの参加者に集まってもらい、知見を持つ人材のネットワーク構築を地域ごとに促す。10月は滋賀県、11月は新潟県でイベントが予定されている。

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