「個人消費」を上方修正 北陸財務局の10月経済調査
2023.10.25 18:19北陸財務局は10月25日、10月の北陸経済調査を発表した。「個人消費」の判断を前月の「持ち直している」から「緩やかに回復しつつある」に3カ月ぶりに上方修正した。ただ、「生産」の動きが弱いこともあり、総括判断は前月の「持ち直している」で据え置いた。
「個人消費」は、飲食料品を比較的低価格で提供するドラッグストアの販売が拡大したほか、イベント開催に伴う観光客、宿泊客が増加。インバウンドも回復している。
一方「生産」は、「電子部品・デバイス」が下げ止まり、「化学」が持ち直しているものの、「生産用機械」で拡大の動きに一服感がみられることから、「足踏みの状況にある」に据え置いた。
「住宅建設」も物価高の影響で新設着工戸数が低調な状況にあり「弱含んでいる」に据え置き。「雇用情勢」は「緩やかに持ち直している」を維持した。
先行きについては、景気の持ち直しが期待されるとしつつも、海外景気の下振れが景気下押しのリスクになっていると指摘。物価上昇、金融資本市場の変動の影響に注意する必要があるとした。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- MUFG、大谷翔平選手との契約が終了 ブランドパートナーとして6年間
- NTTドコモ、銀行業参入に結論出ず 前田社長「なんとか進めたい」
- 自民党、郵政民営化法など改正案 上乗せ規制の文言修正 「速やか」から「3年ごと検証」へ
- 地域金融機関、福利厚生支援に熱視線 職域基盤の構築見据え
- 信金、保証システム刷新へ 審査申し込みに紙不要
- やさしいニュース解説 証券口座の乗っ取り、隙を突く新たな不正手口
- 大手行、中途採用で営業力補強 地銀・信金から流出も
- MUFG、マイボトルの利用促進 ペットボトル1万4500本削減
- 常陽銀、手形帳などを等価買い戻し 法人決済デジタル化促進
- 高知銀、シニアへ業務委託拡大 人手不足解消に一手