近畿財務局、協同組織向けゼミに15機関が参加
2023.05.15 19:00
近畿財務局は5月15日、協同組織金融機関を対象とした「企業支援の在り方・手法ゼミ」を開講し、15の信用金庫・信用組合の職員が参加。各機関が事例を持ち寄り、少人数で議論するグループワークで活発な意見交換を行った。
追手門学院大学経営学部長の水野浩児教授を講師とする連続講座(全3回)の2回目。営業店や企業支援部署に属する実務担当者が対象。支援機関として日本公認会計士協会、大阪弁護士会、大阪信用保証協会、大阪府事業承継・引継ぎ支援センターも参加。水野氏は「金融機関が取り組む事業者支援に〝失敗〟はない。誰かのために動いた段階で成功であり、失敗を恐れて取り組まないことが〝大失敗〟だ」と訴えた。
水野氏と橋本卓典・共同通信社編集委員とのフリーセッションのあと、金融庁監督局銀行第二課地域金融企画室の渡辺茂紀氏が「業種別支援の着眼点」をテーマに講演。
グループワークは参加者が2班に分かれて実施。各機関が経営改善、事業転換、事業再生、事業承継からテーマを選択して事例を提出。概要説明の後、支援機関を含めたメンバーで議論を行い深掘りした。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- MUFG、大谷翔平選手との契約が終了 ブランドパートナーとして6年間
- NTTドコモ、銀行業参入に結論出ず 前田社長「なんとか進めたい」
- 自民党、郵政民営化法など改正案 上乗せ規制の文言修正 「速やか」から「3年ごと検証」へ
- 地域金融機関、福利厚生支援に熱視線 職域基盤の構築見据え
- 信金、保証システム刷新へ 審査申し込みに紙不要
- やさしいニュース解説 証券口座の乗っ取り、隙を突く新たな不正手口
- 大手行、中途採用で営業力補強 地銀・信金から流出も
- MUFG、マイボトルの利用促進 ペットボトル1万4500本削減
- 常陽銀、手形帳などを等価買い戻し 法人決済デジタル化促進
- 高知銀、シニアへ業務委託拡大 人手不足解消に一手