北海道・東北

日銀仙台支店、緩やかな持ち直しが継続 東北地区の経済

日本銀行仙台支店は4月19日、東北地区の経済の動きを発表した。東北地区の景気は「緩やかに持ち直している」とし、3月に引き下げた判断を据え置いた。暖冬による季節商材の伸び悩みや、一部自動車メーカーの生産停止の影響が継続しているため。

東北地区の経済の動きを説明する岡山支店長(4月19日、日銀仙台支店)
ほくほくFGの2行、平均4.6%の賃上げ実施 若手は最大10%超

ほくほくフィナンシャルグループ(FG)の北陸銀行と北海道銀行は、賃上げの方向を決定し、両行の職員組合と協議に入った。ベースアップや初任給の引き上げ、昇給などにより、7月1日から平均4.6%以上の賃上げを行う。2023年の5%以上の

福島信金、ATM使った詐欺を防止 カメラで携帯使用検知

福島信用金庫(福島県、樋口郁雄理事長)は、日立製ATMに携帯電話の使用検知による振り込め詐欺防止機能を追加する。東北地区信金初となる試み。5月に新たに導入するATM5台で取り組みを開始し、その後はプログラムの設定変更で順次拡大して

秋田銀、新興企業支援へスクラム 伴走型プログラム始動

秋田銀行は、伴走型のスタートアップ(新興企業)支援プログラム「スクラム」を始動した。アイデアの発掘から事業化までの一連の流れを個別にフォローし、地域での事業創出を後押しする。5月24日まで参加者を募集し、審査を経て6月中にも採択者

事前イベントでアイデアを出し合う参加者ら(4月18日、秋田市)
荘内銀、「ことら送金」取り扱い開始

荘内銀行は4月17日、個人間少額送金サービス「ことら送金」の取り扱いを開始した。同行の預金口座を持つ顧客は、スマートフォンアプリ「J-Coin Pay」を使って利用できる。 利用料や送金手数料は無料。利用限度額は1回当たり10万

水沢信金、ドジャースTシャツで応対 大谷選手を応援 

水沢信用金庫(及川和男理事長)は4月17日、今シーズンから米メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースに移籍した岩手県奥州市出身の大谷翔平選手を応援しようと、営業店職員が背番号17のドジャースTシャツを着て来店客を迎えた。 同信金

ドジャースのTシャツを着て応対する窓口の職員(4月17日、水沢信金本店、同信金提供)
相双五城信組、グループ補助金で復興支援 35億円の申請を後押し

相双五城信用組合(福島県、梅澤国夫理事長)は福島県の「中小企業等グループ補助金」を活用し、2021年と22年に発生した福島県沖地震で被災した地元宿泊業者の再建に取り組んでいる。申請に向けた事業計画の承認のほか、つなぎ融資を通じた資

エフアンドエム、補助金活用でセミナー開催 中小企業経営者などが参加

中小企業にコンサルティングを提供する「エフアンドエム」(大阪府)は4月12日、日本政策金融公庫とセミナーを共催した。中堅・中小企業の経営者から個人事業主までに補助金や助成金の活用を後押しするのが狙い。 第1部は、重点支援施策セミ

山形信金、よい仕事実行委と協定 名産品を全国発信

山形信用金庫(山形県、山口盛雄理事長)は4月12日、よい仕事おこしフェア実行委員会(事務局=城南信用金庫)、山形市との三者で連携協定を締結した。 信金の全国ネットワークを活用して中小企業の販路拡大や事業承継に取り組む同実行委のほ

締結式で佐藤市長(右)に清酒「絆舞」を贈る川本理事長(左)と山口理事長(4月12日、山形市役所)
金融列島 NEWS 東北、お札の縁で沸く猪苗代

新紙幣の開始が3カ月後に迫っている。日銀福島支店では3月22日、「新しいお札の見学会」を開催。新紙幣のお披露目は、事前申し込みで定員に達する盛況ぶりだ。  新たな紙幣へ期待が膨らむなか、旧紙幣の存在感も高まっている。現千円札を飾

よい仕事おこしフェア実行委、地域活性化でエフエム福島と連携

よい仕事おこしフェア実行委員会(事務局=城南信用金庫)は4月10日、地域活性化と産業振興を目的に「エフエム福島」(福島県郡山市)と包括的連携協定に関する協定書を締結した。 同実行委員会は2012年、東日本大震災の復興支援を目的に

締結式に臨む(左から)川本理事長、平社長、有馬理事長(4月10日、エフエム福島本社第1スタジオ)
岩手銀、グリーン営業推進を強化 水田でJ‐クレジット創出

岩手銀行は、4月から脱炭素社会の実現を目指すグリーン営業推進を強化する。地域貢献部内にグリーン営業推進チームを新設。岩手県環境生活部からの出向者を含む5人体制で、地方公共団体と連携しながら推進する。新たな取り組みとして、水田から発

北見信金、e‐dashと提携 地域の脱炭素化へ第一歩

北見信用金庫(北海道、片山隆文理事長)は4月10日、事業者の脱炭素を支援するe‐dash(東京都)と業務提携を開始したことを発表した。地域の二酸化炭素(CO2)排出量削減への〝第一歩〟として、取引先への案内を進める。 脱炭素を志

秋田銀、長活き学校の特別授業 ワークショップに19人参加

秋田銀行は3月28日と4月9日、秋田市内で「あきぎん長活き学校」の特別授業を開催した。「これからを豊かにする『わたし語り』」をテーマに19人のシニア層が参加。2日間のワークショップを通じて、自身の経験と将来ついて話し合った。 講

自身の経験と将来について共有する参加者ら(秋田銀提供)
会津商工信組、人材紹介で業務提携 ヒューレックスグループと

会津商工信用組合(福島県、小林利典理事長)は4月9日、人材紹介業のヒューレックスグループ(仙台市)と業務提携を結んだ。 同グループは人材紹介の「ヒューレックス」、結婚相手紹介の「マリッジ」と事業承継やM&A(合併・買収)を支援す

契約書を取り交わす小林理事長(右)とヒューレックスの松橋隆広社長(4月9日、会津商工信組本店)
花巻信金、富士大で起業家育成論 漆沢理事長が1回目の講師

花巻信用金庫(岩手県、漆沢俊明理事長)は4月8日、富士大学で「起業家育成論」の講義をした。1回目の講師は、漆沢理事長で、2年生以上の学生55人が科目登録した。 大学卒業後に学生が地元で起業し、地域経済の発展につなげてもらいたいと

起業家育成論の講義をする漆沢理事長(4月8日、富士大学)
北海道労金、ZEH住宅ローン開始 年0.02%金利を優遇

北海道労働金庫(出村良平理事長)は4月8日、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準以上の省エネ住宅を対象に優遇金利を適用する住宅ローン「ゼロカーボンプラン」の取り扱いを始めると発表した。 資金使途は「断熱等性能等級5以上

杜の都信金、預貸和1兆円を達成 懸賞付き定期も後押し

杜の都信用金庫(仙台市、星倫市理事長)は2024年3月末に預貸和1兆円を東北地区全27信用金庫で初めて突破した。懸賞付き「でっかい夢定期」(販売総額900億円)など預金の安定確保が奏功。24年度からは融資を通じた収益増強に傾注する

北都銀、再エネ発電事業者と融資契約 電力の地産地消後押し

北都銀行は4月4日、再生可能エネルギー発電の日本BSL(千葉県)と融資契約を結んだと発表した。資金は同社が取り組む電力調達スキーム「オフサイトコーポレートPPA」の運転に活用される。再エネ事業への支援を通じて、秋田県内のカーボンニ

新庄信金、2市町で「ロールケーキ完成報告会」

新庄信用金庫(山形県、井上洋一郎理事長)は4月3日、同信金の支援のもと高校生らが開発したロールケーキの完成報告会を金山町役場と新庄市役所でそれぞれ開いた。 営業地区の金山町では、米作の代わりに収益性の高い落花生の生産に注力。同信

ロールケーキを頬張る山科市長に特長をPRする高校生(4月3日、新庄市役所)
あぶくま信金、離職防止策を展開 交流会で悩みや目標共有

あぶくま信用金庫(福島県、太田福裕理事長)は、離職防止策として職員間交流の円滑化を促している。その一環で、職員同士が仕事に対する悩みや目標を共有する「若手職員交流会」の開催や、管理職向け研修にコミュニケーション力を養う内容を導入。

七十七銀の子会社、結婚相談所を開業 手厚いサポート強みに

七十七銀行の100%出資子会社「七十七ヒューマンデザイン」が4月1日に開業し結婚相談所の運営を開始した。七十七グループとしてすでに連携している、結婚相談所事業を手がけるIBJ(東京都)加盟企業のネットワークを活用し、地域内の出会い

日高信金、地元産夏いちごPR イベントを定期開催

日高信用金庫(北海道、大沼孝司理事長)は、地元産の夏いちご「すずあかね」のPRに乗り出す。取引先支援と食の振興につなげる狙いで、4月1~4日にいちごを使った商品の販売イベント「ひだかしんきん夏いちごフェア」を開催。5月以降も毎月実

東北地区地域銀、入行式を開催 トップが訓示で激励

東北地区地域銀行は、それぞれ2024年度入行式を開き、新入行員の門出を祝った。 七十七銀行は3月28日、本店で入行式を開催。89人が緊張した面持ちで式典に臨んだ。小林英文頭取は、訓示で「何事に対しても積極果敢に挑戦し、粘り強くや

新入行員に訓示を述べる小林・七十七銀頭取(3月28日、七十七銀本店)
北海道信保協、半導体関連の集積支援 サポートデスクを設置

北海道信用保証協会(札幌市、阿部啓二会長)は4月1日、業務統括部経営支援室企業支援課に「次世代産業関連サポートデスク」を設置した。道内では次世代半導体製造のラピダスの進出や、ソフトバンクによる国内最大級のデータセンター建設が予定さ

北海道銀と北洋銀、入行式を開催 トップが歓迎の言葉贈る

北海道銀行と北洋銀は4月1日、札幌市内で入行式を開催。トップが新入行員に向けて歓迎の言葉を贈った。 北海道銀は、札幌プリンスホテルで開催。新入行員106人と役職員らが出席した。兼間祐二頭取は、北陸銀行との経営統合により、ほくほく

兼間頭取(右端)を前に、決意表明する新入行員代表の飯田さん(4月1日、札幌プリンスホテル国際館パミール)
日銀仙台支店、暖冬などで1年ぶりDI悪化 東北地区の3月短観

日本銀行仙台支店は4月1日、東北地区6県の「企業短期経済観測調査(2024年3月)」(短観)を発表した。全産業の業況判断(DI)は0ポイントで、前回(23年12月調査)から3ポイント悪化し、1年ぶりのマイナスとなった。製造業では一

東北6県の3月短観を説明する岡山支店長(4月1日、日銀仙台支店)
秋田銀、行員が社員研修の講師に 企業向けサービス開始

秋田銀行は4月1日、企業の研修へ行員を講師として派遣する「社員研修サービス」を開始した。専門のスキルやノウハウを持つ行員が、ニーズに合わせたオーダーメイド型の研修プログラムを提供する。社員の働きがいや意欲向上を促し、地域の人材育成

大地みらい信金、総務部と人事部を統合 本部組織改正

大地みらい信用金庫(北海道、遠藤修一理事長)は4月1日、本部組織の一部を改正した。本部をスリム化して部署間の連携を強化するため、総務部と人事部を「総務人事部」に統合し、部の一つだった地域みらい創造センターを経営企画部内の1室に変更

東北銀、釜石の全国PRサポート 学生発案で和菓子商品化

東北銀行は、「釜石新ブランドプロモーションコンソーシアム」を組織化し、コーディネーターとして活動を支援している。このほど、学生のアイデアを元に和菓子を商品化。釜石の新たなブランド土産物として、売り出していく考えだ。 コンソーシア

釜石新ブランドの制作に取り組んだ日大学生たち(3月6日、いわて銀河プラザ、日大提供)

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