北海道・東北

いわき信組、業務改善計画書を提出 真相究明や経営監視を徹底

いわき信用組合は6月30日、東北財務局に業務改善計画書を提出した。同信組が5月に受けた業務改善命令に基づいて各種会議体の新設など不祥事件の真相究明や経営監視を徹底し、内部管理や法令順守、監査を含む経営体制を見直す。 同信組は約2

会見に臨む(左から)菅波茂常務、金成理事長、森貞常務(6月30日、いわき市役所記者クラブ)
日本公庫札幌支店、ほくほくFG2行、北洋銀と危機対応で覚書

日本政策金融公庫札幌支店は6月30日、ほくほくフィナンシャルグループ(FG)の北海道銀行と北陸銀行、および北洋銀行と「危機事象発生における業務連携に関する覚書」をそれぞれ締結したと発表した。 近年、頻発・激甚化している自然災害や

古川信組、理事長に三嶋常務 トップ交代は3年連続

古川信用組合(宮城県)は、6月26日に理事会を開き、三嶋聡常務(60)を理事長に昇格する人事を決めた。3年連続のトップ交代となる。髙橋猛敏理事長(66)は退任した。  三嶋 聡氏(みしま・そう) 宮城県出身、60歳。83年中新田

仙台銀新労組、新入組合員セミナー 38人が絆深める

仙台銀行新労働組合は6月28、29日、宮城県岩沼市内の宿泊施設で新入組合員セミナーを開催した。宿泊付きセミナーは昨年に続き2年連続。新入行員と入行2~5年目の行員ら38人が参加した。 1日目は銀行や組合への理解を深めてもらう座学

2日目の分科会では、新入行員が職場の疑問や悩みを話し合った(6月29日、岩沼市内)
岩手銀、親子で植物生態系学ぶ 外来種の駆除体験

岩手銀行は6月29日、盛岡市動物公園ZOOMOで植物の生態系を学び、外来植物を駆除するイベントを開催した。行員とその家族ら約30人が参加した。 岩手県立大学名誉教授の渋谷晃太郎氏が講師となり、園内に生息する植物について、実物を見

親子で力を合わせ特定外来生物「オオハンゴンソウ」を駆除した(6月29日、盛岡市動物公園ZOOMO)
東邦銀、会津コインの普及促進 サポートブース開設

東邦銀行は、会津地方のデジタル地域通貨「会津コイン」の普及を支援する。地域課題解決型デジタル地域通貨サービス「会津コイン」は、長期経営計画「TX PLAN2030」で掲げる「会津モデルの促進普及を通じたデジタル地域共創」の柱だ。

会津コインを登録する来店客(6月23日、会津営業部、東邦銀提供)
北洋銀、7月から新人事制度 飛び級により27歳で営業店長に

北洋銀行は7月1日、新人事制度(愛称=ポラリス)を導入する。今回の制度改正では、①実力本位②処遇の納得性③自律性をコンセプトに据え、年功序列を廃し、専門性の発揮や自律的な行動、職員自身の成長に向けた挑戦を後押しする。あわせて、その

新人事制度を説明する津山博恒頭取。「頑張れば報われる制度になった」と語った(6月27日、北洋大通センター)
山形銀、営業店事務を省力化 電子化と本部集中で

山形銀行は、営業店事務の省力化で成果をあげる。営業体制変更に合わせて法・個人の納税や相続業務を本部集中し、システム化も推進。税公金納付書の店頭持ち込み件数は2024年度までの3年間で31.5%減少し、相続受け付けの本部集中率は24

東北財務局、小学生に財政教育 予算編成のワークショップ実施

東北財務局は6月27日、宮城県の富谷市立明石台小学校で財政教育を実施した。小学6年生45人が授業を受けた。 日本の財政の現状と課題を知ってもらい、国の予算編成のワークショップを通じて財政への関心を高めてもらうことが目的。 総務

国の予算編成シミュレーションを行う子供たち(6月27日、富谷市立明石台小学校)
石巻・気仙沼・あぶくま信金、26年2月にも公的資金返済 復旧から復興フェーズへ

石巻信用金庫(宮城県)と気仙沼信用金庫(同)は、東日本大震災の発生を受けて注入された公的資金を一括返済する。6月26日に両信金が開いた総代会で優先出資の消却が決議され、2026年2月をめどに返済する方針を固めた。6月16日には、あ

信組の遺言代用信託、預金つなぎ留めで効果 簡便な手続きが好評

オリックス銀行と全国信用協同組合連合会が共同で開発した遺言代用信託「しんくみ相続信託」が、信用組合と次世代顧客の関係構築に貢献している。地方の人口流出に伴い、相続発生時に預金が地域外に流出する事例が散見されるなか、生前から子どもな

秋田銀、ビジカジを全役職員に拡大 男性職員も服装多様化へ

秋田銀行は6月26日、勤務時における服装の多様化を全役職員へ拡大すると発表した。これまで女性職員を対象に導入していたビジネスカジュアルを、7月からは男性職員にも適用する。 職員の働きやすさ向上や自主性の尊重、気候変動などへの適応

北上信金、北上商議所と連携協定 共同で中小企業を支援

北上信用金庫(岩手県、木村幸男理事長)は6月26日、北上商工会議所と「中小企業の経営支援に関する連携協定」を結んだ。これまで、補助金申請を含む経営支援は同商議所が、金融支援は同信金が個別に対応してきた。事業者への支援情報を共有し、

連携協定で握手する木村理事長(左)と佐藤直也・北上商工会議所会頭(6月26日、北上信金本店、北上信金提供)
秋田県信組、新入職員が農業体験 にんにく収穫手伝う

秋田県信用組合(秋田市、藤原保理事長)は6月23~27日、新入職員研修の一環としてにんにく収穫を手伝う農業体験を実施している。25日は同信組の北林貞男会長など役職員17人のほか、サッカーJ2チームのブラウブリッツ秋田の関係者も応援

農作業を手伝う新入職員ら(6月25日、北秋田市)
北洋銀、リバースローン手数料無料キャンペーン

北洋銀行は6月25日、満60歳以上を対象としたノンリコース型住宅ローン「リ・バース60」の事務取扱手数料7万7000円(税込み)を無料にするキャンペーンを実施すると発表した。同ローンは、毎月の支払いは利息のみで、元金は借入人が死亡

北海道信金、道総研と連携協定を締結 取引先の研究開発など支援

北海道信用金庫(札幌市、佐藤信明理事長)は6月25日、北海道立総合研究機構(道総研、札幌市)と地域経済の活性化および地域社会の持続的発展を目的に「連携・協力に関する協定書」を締結した。道総研は北海道が2010年に設立した地方独立行

協定書を掲げる佐藤理事長(右)と道総研の小髙咲理事長(6月25日、北海道信金本店)
郡山信金並木支店・開成山支店、金庫独自のデータ活用 課題解決支援で融資伸ばす

郡山信用金庫並木支店・開成山支店(佐藤昌宏支店長=職員11人うち渉外係4人。パート1人)は、顧客ニーズを蓄積した金庫独自のプラットフォーム(PF)を積極的に活用し、取引先の課題解決支援に力を注ぐ。解決支援に伴う融資ニーズに対応して

三貴商事の椎根義人会長(左)と面談する佐藤支店長(中央)と石井喜洋副支店長(6月20日、三貴商事)
東北地区信金協、通常総会開く

東北地区信用金庫協会(樋口郁雄会長=福島信用金庫理事長)は6月24日、仙台市内で第108回通常総会を開催した。東北地区27信金の理事長ら29人が出席したほか、東北財務局や日本銀行仙台支店、全国信用金庫協会、信金中央金庫から来賓17

あいさつする樋口会長(6月24日、江陽グランドホテル)
宮城第一信金、生成AIの活用に着手 勉強会開催や手引書作成

宮城第一信用金庫(仙台市、菅原長男理事長)は7月から、事務部門における生成AI(人工知能)の活用に着手する。東北電力が代理販売する「exaBase(エクサベース)生成AI」を取り入れ、信金内の業務効率化を目指す。円滑な活用開始に向

exaBaseに搭載されているプロンプトの一部(宮城第一信金提供)
みずほ銀、建設会社7社と新会社 東北の広域連携目指す

みずほ銀行は6月23日、東北6県の建設会社7社と共同出資会社を立ち上げると発表した。県をまたいだ広域連携によって、技術や人材、特許などを共有し、経営の効率化を目指す。みずほ銀は資金調達に加え、スタートアップの紹介などで協力する。

協定を結んだ東北の建設会社7社とみずほ銀(6月23日、丸の内タワー)
北海道銀、ホームページを刷新

北海道銀行は6月23日、ホームページを全面的にリニューアルしたと発表した。リニューアル日は同21日。2014年4月以来11年2カ月ぶりの刷新で、金融サービスの情報拡充と顧客利便性向上が狙い。 コーポレートカラーの緑を基調に「シン

リニューアル後の北海道銀行ホームページ
日銀秋田支店、種村支店長が就任会見 現場に足運び知恵絞りたい

   【仙台】日本銀行秋田支店は6月23日、同16日付で就任した種村知樹支店長(52)の就任会見を開いた。同日付で広島支店長に就任した片桐大地・前秋田支店長(52)も同席し、秋田の印象などを振り返った。  ロンドン事

会見に出席した種村支店長(左)と片桐・前支店長(6月23日、日銀秋田支店)
札証、ESG債でプロ市場開設 道内へGX投資呼び込む

札幌証券取引所(札幌市、長野実理事長)は6月20日、ESG(環境・社会・ガバナンス)債に特化したプロ投資家向け市場を開設すると発表した。同日に制度要綱を公表。7月20日までのパブリック・コメントの募集、関係先との調整を経て「年内に

ESG債限定市場について展望を語る長野理事長(左、6月20日、札証)
荘内銀、ネット契約の事業性融資 25年度内に全店取り扱い

荘内銀行は6月20日、インターネット上で事業性融資契約を締結できる「フィデア電子契約サービス」を6月23日から開始すると発表した。電子化による事務合理化が狙い。 対象とするのは、法人と個人事業者が利用する証書貸し付け形式の事業性

宮城県信保協、宮城大と共同研究に着手 知見融合で地方創生へ

宮城県信用保証協会(大森克之会長)は6月20日、宮城大学との共同研究に着手したと発表した。両者の知見を融合して企業支援に関する分析を行い、地域へフィードバックすることで経済の活性化につなげる。 経営改善に向けた多角的な経営分析が

日本郵便、北海道の弟子屈郵便局に 北洋銀のATM設置

日本郵便は6月20日、弟子屈(てしかが)郵便局(北海道川上郡弟子屈町)に北洋銀行のATMコーナーを設置すると発表した。 顧客利便性の向上が狙い。郵便局スペースの一部を他業態に賃貸し、同様のコーナーを設置するのは、道内では6例目(

金融列島 NEWS 東北、イベントに式場が人気

山形県では、金融機関が主催するイベントの会場に近郊の結婚式場が選ばれるケースが目立つ。山形銀は山形市内の式場「パレスグランデール」で山形県の顧客組織「やまぎん会」の総会を開催。山形信金も同式場を各種イベントで利用する。鶴岡信金は1

北洋銀、19団体に800万円助成 生物多様性保全の活動支援

北洋銀行は6月19日、北洋大通センターで、北海道の生物多様性保全を目的に、希少種保護や生息環境の整備などに取り組む団体を支援する「ほっくー基金」の助成金贈呈式を開き、2025年度は19団体に総額800万円を助成した。 ラムサール

外来種防除活動に取り組む北海道大学狩猟同好会カリブの代表者に寄付金目録を手渡す米田常務(右、6月19日、北洋大通センター)
会津商工信組、「創業塾」終了 最終回は事業計画発表

会津商工信用組合(福島県、菊地武理事長)は6月19日、本店で「創業塾」を開催した。5月にスタートした6回シリーズの最終回で、同日をもって塾は終了。受講生には卒塾証書が授与された。 受講者13人は鍼灸(しんきゅう)院、人材派遣、小

事業計画の発表に聞き入る受講生ら(6月19日、会津商工信組本店)
宮城県信保協、予兆管理のポイントを周知 ネットワーク会議で

宮城県信用保証協会(大森克之会長)は6月19日、仙台商工会議所で「みやぎ中小企業支援ネットワーク会議」を開いた。東北地区の金融機関や行政機関など、計42機関が参加。専門機関から講師を招き、予兆管理の重要性が高まるなかでの事業者支援

特別講演の講師として登壇したREVICの増田部長(6月19日、宮城県信保協提供)

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