中国・四国

鳥取県内金融機関、特殊詐欺撲滅へ共同宣言 県警と捜査協力体制構築

鳥取県内に本支店を置く17金融機関は5月7日、鳥取県警察や中国財務局鳥取財務事務所など計9機関とともに、特殊詐欺被害撲滅に向けて共同宣言した。非対面取引における不正利用のモニタリング強化のほか、金融犯罪発生時の捜査協力体制を構築す

特殊詐欺被害撲滅に向けて共同宣言した鳥取県内金融機関の関係者(5月7日、鳥取銀本店)
ひろぎんHDなど、フラワーフェスに参加 平和への思い込めイベント企画

ひろぎんホールディングス(HD)、山口フィナンシャルグループのもみじ銀行、広島信用金庫、広島県信用組合は5月3〜5日、広島市の平和記念公園や平和大通りを会場に行われたフラワーフェスティバルに協賛・参加した。踊りやブース出展の企画に

「ひろくん」ダンスを踊るひろぎんHD関係者(5月3日、広島市)
百十四銀、地域医療維持へM&A実績 県医師会と医業承継支援

百十四銀行は、医師の高齢化や後継者不足で課題が増す医業承継支援で成果を上げ始めている。香川県医師会と協力し、互いの情報や知見、ノウハウを生かした支援体制を構築。4月には連携に基づく第1号となる承継開業を実現した。 香川県内では市

医業承継を実現した(左から)菅取締役常務執行役員、和泉医師、加藤医師、久米川会長(4月30日、香川県医師会館)
東濃信金と米子信金、地元の魅力をお届け 2信金がインスタコラボ

「地元の魅力をお届け!」――。本店所在地が約440キロ離れた東濃信用金庫(岐阜県、加知康之理事長)と米子信用金庫(鳥取県、青砥隆志理事長)が、それぞれの営業エリアの観光活性化へ向けてタッグを組んだ。双方の公式インスタグラムから共同

巨大なハンコでインスタ共同投稿に調印した(左から)青砥理事長と加知理事長(両信金のインスタグラムより)
高知銀、シニアへ業務委託拡大 人手不足解消に一手

高知銀行は、70歳を超えるシニア行員への業務委託を拡大している。嘱託再雇用ではなく、個人契約でより自由な働き方を選択できる業務委託の制度を採用。地域銀行で同様の制度は珍しく、2023年度から運用を開始。適用者は25年4月にも3人増

阿南信金、特産しらすを都市圏へ JR四国と協働でPR

阿南信用金庫(徳島県、佐竹義治理事長)は、地元特産品「しらす」の大都市圏PRを後押ししている。ツアー企画で協力関係にある四国旅客鉄道(JR四国)と協働。同社子会社が運営するうどん店で5月1日発売の新メニューに取り入れ、認知度アップ

しらすのPRで協働する(左から)井村啓治・めりけんや社長、篠原理事、四之宮社長、竹内常務(4月23日、JR四国本社)左写真は、竹内水産のしらすを使った「しらす生姜天ぶっかけ」
鳥取銀、3年連続の賃上げ 26年度大卒初任給を25万円に

鳥取銀行は7月1日、3年連続の賃上げを行う。初任給も3年連続で引き上げて2026年度の新入行員に適用する。賃上げの内容は平均4%で定期昇給を含めると平均5.5%程度。転居を伴う転勤が可能な大学卒の新入行員は1万円引き上げて25万円

金沢信金と四国労金、26年に貸金庫を廃止 コスト判断や管理強化で

金沢信用金庫(金沢市、広岡克憲理事長)と四国労働金庫(杉本宗之理事長)は5月1日、2026年に貸金庫を廃止すると発表した。三菱UFJ銀行などで発生した貸金庫窃盗事件を受け、金融界で貸金庫ビジネスの見直しが進むなか、4月16日には北

徳島大正銀、自然資本生かす経済へ 産学官金で活動本格化

徳島大正銀行は、徳島県内の豊富な自然資本を活用した取り組みを加速している。2月に子会社、4月には産学官金で連携する推進組織を設立。生物多様性の損失を食い止め、事業者の価値向上を図るネイチャーポジティブ(自然再興)経済への移行を狙う

徳島ネイチャーポジティブ経済移行推進本部の役員ら(4月28日、本店)
四国銀、TNFDフォーラム参画 豊かな自然の保全に貢献

四国銀行は5月1日、「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)」の取り組みに賛同し、「TNFDフォーラム」へ参画すると公表した。 TNFDとは、2021年6月に発足した国際イニシアチブ。企業が自然に関連した開示を行うことに

四国銀、25年3月期純利益予想を68億円に引き上げ

四国銀行は4月30日、2025年3月期の業績予想を上方修正した。当期純利益は当初予想の64億円から68億円に引き上げた。 銀行単体で国内金利上昇を主因とした貸出金利息や有価証券利息配当金が当初予想を上回る見込みとなったのが主因。

水島信金、新人12人が地域史学ぶ 地元産業の理解深める

水島信用金庫(岡山県、横溝博之理事長)は、2025年度の新人研修に倉敷市の歴史を学ぶ講義を取り入れた。地元産業を理解したうえで、地域に寄り添って取引先を支援できる人材を育てる目的。新人研修で地域史を学ぶ企画は今回が初めて。 研修

井上理事から倉敷市の歴史を学ぶ新入職員(4月28日、本店)
中国銀、美術館の資金調達支援 ミュージアム債引き受け

中国銀行は、大原美術館(岡山県倉敷市)などを運営する公益財団法人大原芸術財団の資金調達を支援している。文化・芸術機関の持続可能な運営体制構築を目指す同財団の要望を受け、疑似私募債による資金調達方法をアレンジ。4月3日に「ミュージア

ミュージアム債寄付金の贈呈式に参加した大原代表理事(左)と宮崎執行役員(左から2人目)ら(4月16日、児島虎次郎記念館前)
西京銀、25年3月期純利益は過去最高に 前期比7.6%増の59億5300万円

西京銀行の2025年3月期決算は、連結当期純利益が前の期比7.6%増の59億5300万円となった。5期連続の増益で過去最高を記録した。中小企業向けや住宅ローンなど地元での貸出が好調なほか、「インカム重視」(同行)の有価証券運用が要

会見する松岡頭取(4月25日)
金融列島 NEWS 中国、消滅危機!街路灯の光

地域の明かりを消したくないけれど――。3月下旬、鳥取県倉吉市関金町にある街路灯組合が、2025年度中の解散を決議した。 街路灯組合は、私設街灯を整備する組織。地域事業者からの寄付金で運営されていることが多い。関金町に出張所がある

金融列島 NEWS 四国、県外店エリートの矜持

全国最多級の県外店舗網を持つ四国地区の地域銀。最も広域な伊予銀は、中国・近畿・九州地区など13都府県に拠点を置く。他の地域銀でも、大阪府や兵庫県を含めた瀬戸内圏の本州店舗を多く有する。そのため、「赴任先の8分の7が県外」との強者も

山陰合同銀、不正アクセスでメールアドレス6件漏えい

山陰合同銀行は4月24日、インターネットイニシアティブ(IIJ)運営のメールシステムへの不正アクセスによって、メールアドレス6件が漏えいしていたと発表。不正アクセスがあったのは、IIJが法人向けに提供するメールセキュリティーサービ

百十四銀、GHG算定ツール導入 地域の脱炭素化に弾み

百十四銀行は4月24日、投融資先の温室効果ガス(GHG)排出量「ファイナンスド・エミッション」を算定する金融機関向けツール「C‐Turtle FE(シータートルエフイー)」を導入したと発表した。GHG排出量の算定を高度化し、地域の

阿波銀、新人が「お接待」に挑戦 遍路文化を肌で感じる

阿波銀行は4月23日、新入行員70人を対象に四国遍路の文化を学ぶ研修を開いた。四国八十八カ所霊場の第6番札所安楽寺(徳島県)を訪れ、巡礼するお遍路さんをもてなす風習「お接待」に挑戦した。 1000年以上の歴史をもつ四国遍路の文化

参拝を終えたお遍路さん一人一人をもてなす新入行員(4月23日、安楽寺)
広島信金、役職員がホテルで出迎え 遠賀信金の年金旅行

広島信用金庫(広島市、川上武理事長)は4月23日、広島県を訪れている遠賀信用金庫(福岡県、岡部憲昭理事長)の顧客組織一行を宿泊地のグランドプリンスホテル広島で出迎えた。武田龍雄会長や川上理事長ら役職員が横断幕を用意して、バスを降り

遠賀信金の年金旅行客を出迎えた武田会長(右から4人目)、川上理事長(右から3人目)ら役職員(4月23日、グランドプリンスホテル広島)
香川銀、女子ハンドが知事表彰 「かがわ21世紀大賞」に

香川銀行の女子ハンドボールチーム「香川銀行GiraSol(シラソル)kagawa」は4月23日、香川県知事表彰「かがわ21世紀大賞」を受賞した。県庁で開かれた表彰式には亀井好弘監督と辛島美奈主将が出席し、池田豊人知事から賞状を受け

笑顔で賞状を受け取る辛島主将(4月23日、香川県庁)
阿波銀、現金レス納税促す 毎月10日を推進デー

阿波銀行は、口座振替などで税金を納めるキャッシュレス納付の利用促進に注力している。新たに4月~2026年3月の毎月10日を「キャッシュレス推進デー」に設定。現金納付からキャッシュレス納付へのシフトに弾みをつけたい考えだ。 同行は

来店客にキャッシュレス納付の案内をする行員(4月10日、本店営業部)
広島市信組五日市支店、店舗新築で顧客基盤拡大 顧客の紹介案件が増加

広島市信用組合五日市支店(角田真行支店長=職員11人うち渉外3人)は、店舗新築を機に拡大した顧客基盤を生かし、法・個人分野の実績につなげている。法人先には足しげく通い、日頃の会話から資金需要を把握して1億円超の融資を実行したケース

職員と打ち合わせをする角田支店長(左、4月3日、五日市支店)
阿南信金、「隔日営業」を開始 四国地区信金で初

阿南信用金庫(徳島県、佐竹義治理事長)は4月21日、阿南市内にある福井支店と見能林駅前支店の両店で隔日営業を始めた。四国地区の信金で隔日営業を導入するのは初めて。両店を預金業務中心の機能特化型店舗とし、店舗運営を効率化する。 営

玉島信金、取引先の家族ら集め婚活イベント 美術館で名画前に距離縮める

玉島信用金庫(岡山県、宅和博彦理事長)は4月20日、取引先の家族や従業員らを対象にした婚活イベントを倉敷市内で開いた。後継者問題の解決につながればとの思いから、未婚男女の出会いの場を設けた。会場の大原美術館には20代から50代の男

2分間の自己紹介タイムで言葉を交わす参加者(4月20日、大原美術館)
伊予銀、新本社ビル南館が営業開始 サウナ風会議室も

伊予銀行は、建て替えを進める新本社ビルの新南館を5月7日にオープンする。新南館は建て替えを計画する新本社ビル2棟のうちの一つ。新本館は2029年春をめどに完成を予定している。 新南館は、敷地2070平方メートル、延べ床1万374

新築した本社ビルの新南館(奥)と、今後建て替えを進める現本店(手前、4月18日)
先輩の学び術 ルーティンを盗め(3)情報を常に提供する側で 高松信金業務推進部 青井 瑞希 さん

業務推進部事業支援担当として、取引先の補助金申請や脱炭素化のサポートに取り組む高松信用金庫の青井瑞希さん(2016年入庫、31歳)。資格取得や情報収集に日々取り組むことで「専門性が高まり、お客さまへの提案の幅が広がる」と語る。

成長続けて地域守る 吉川・山陰合同銀頭取

山陰を地盤に大胆な改革を進める山陰合同銀行。野村証券との提携を主導した山崎徹会長(前頭取)から「組織のさらなる活性化」を託され、4月1日付でトップに就いた吉川浩頭取(59)に就任の抱負や経営方針について聞いた。 ◇ ――就任の

吉川浩・山陰合同銀頭取
川之江信金、経営者向け講演会開く 地方の再生がカギ

川之江信用金庫(愛媛県、日浦博基理事長)は4月18日、四国中央市内のホテルで、会員企業向けの「かわしんビジネスクラブ特別講演会」を開催。経営者ら60人が参加した。 講師は大正大学特任教授の片山善博氏。片山氏は1999年から鳥取県

講演する片山氏(4月18日、ホテルグランフォーレ)
四国銀、障がい者登用を拡大 法定雇用率上回る2.8%に

四国銀行は、障がい者雇用の拡大に向けた取り組みを進めている。4月から業務連携グループの運用を本格的に始め、障がいがある従業員11人を配置。法定雇用率を上回る2.8%になった。 多様な人財が安心して働ける職場環境の整備を目的とし、

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