三井住友FL、欧州航空機リース買収 機体数は世界第2位へ
2022.05.17 19:06三井住友ファイナンス&リース(SMFL)は5月17日、傘下のSMBCアビエーションキャピタル(AC)がアイルランドに本社を置く航空機リース会社Ghshawk(ゴスホーク)を買収すると発表した。同社の全株式を取得することで完全子会社化する。買収価額は約15億米ドル(約2000億円)を予定する。
ゴスホークが5月時点で保有または管理する機体数は約170機。エアバスA320やボーイング737といった客席数が100~200席のジェット旅客機を主力とし、国内短期路線などに強みを持つ。今回の買収により、SMBCACの機体数は合計約700機となり、航空機リース業界では世界2位となる見込み。
航空業界は、コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻による国際線への影響は続いているが、各国の国内線や短距離路線を中心に旅客需要が回復基調にある。SMBCACは、長期的に見込めるグローバルな需要回復と、航空機リース業界の競争激化を見込み、業容拡大に先手を打った。