ゆうちょ銀、新デビット開始 20万人超の移行見込む

2022.04.22 22:05
決済・送金
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク
9900ゆうちょ銀

ゆうちょ銀行は5月6日から、キャッシュカード一体型Visaデビットカード「ゆうちょデビット」の取り扱いを開始する。2022年7月末でサービスを終了するVisaデビット・プリペイドカード「mijica」に替わる新たな決済手段となる。サービス開始に伴い、キャッシュバックキャンペーンも展開する。


ゆうちょ銀と日本郵便は、キャッシュレス決済サービスの一つとしてmijicaの発行を17年1月から開始。利用者も増えていたが、20年度にmijicaを使った不正送金と不正ログインの被害が判明した。そのため、同行は、20年10月から新規申し込みや専用ウェブサイトを停止。22年7月末のサービス終了に伴い、現在約20万人が利用するmijicaからの円滑な移行が課題となっていた。



ゆうちょ銀行提供

新たに提供するゆうちょデビットは、同行の総合口座を持つ15歳以上が対象。タッチ決済機能が付いているため、非接触で利用額の即時決済が可能。カード情報を裏面に集約したデザインにして、利用時に盗み見されるリスクを軽減した。表面のデザインは、同行のコーポレートカラーの緑を基調として、2種類を用意。業務・システムの運営は三井住友カードが担う。



ゆうちょ銀行提供

申し込みは、同行のホームページか直営店の専用タブレットで受け付ける。申し込みから約2週間で顧客の手元に届く。年会費は無料で、毎月の利用金額のうち0.25%をキャッシュバックする。


ゆうちょデビット開始に伴い、500円の現金キャッシュバックキャンペーンを5月6日から7月31日まで実施する。mijicaの利用者には、さらに500円を上乗せする。

すべての記事は有料会員で!
無料会員に登録いただけますと1ヵ⽉間無料で有料会員向け記事がご覧いただけます。

有料会員の申し込み 無料会員でのご登録
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

関連記事

自民党、郵政民営化見直し着地点さぐる 議連こだわる「上乗せ規制」撤廃
ゆうちょ銀、笠間副社長が新社長に 池田氏は3月末で退任
池田憲人社長(右)からバトンを引き継ぐ笠間貴之氏(左、都内、3月1日)
ゆうちょ銀、新社長に笠間副社長が昇格 池田氏は退任
新社長に就任する笠間貴之副社長
ゆうちょ銀、通帳アプリ1000万口座越え 中計目標2年前倒し 若年層の利用増が後押し

関連キーワード

決済・送金

おすすめ

アクセスランキング(過去1週間)