北陸財務局、5月の経済調査 総括判断据え置き

2023.05.29 19:43
景気
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北陸財務局は5月29日、5月の北陸経済調査を発表した。総括判断は「緩やかに持ち直している」と前回判断から据え置き。「個人消費」など各項目もすべて据え置いた。「景気が持ち直していくことが期待される」としつつも、物価上昇や金融資本市場の変動などの影響に注意する必要があるとした。


「個人消費」の判断は「緩やかに持ち直している」を維持。百貨店では、連休中の外出や旅行に備えるための衣料品の売れ行きがよかったほか、欧米や台湾を中心に外国人観光客が増加しており高額品の売り上げが好調。主要温泉地での宿泊客数も回復傾向にあるが、5月は地震の影響で一部地域で新規予約が伸び悩み、キャンセルも発生した。


「生産」は、生産用機械が拡大しているものの、電子部品・デバイスが弱まっていることから「足踏みの状況にある」で変わらず。「住宅建設」は「弱含んでいる」、「雇用情勢」は「緩やかに持ち直している」で前回判断を維持した。

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